ゲストAチャンネル【変なビジネス書の読書家】

閲覧すると、変なビジネス書について、ゲストAチャンネル独自の書籍要約を読むことができます。複数の書籍の共通項が正解と信じる読書家です。ビジネス書のジャンルは、心理学・経済・作業効率化など、マクロからミクロまで扱います。「ゲストAのビジネス書の要約」で意見や感想を書き込むと「コメント」を差し上げるかもしれません。ツイッター:@A92883221

認知症治療の専門家に聞く、摂ってはいけない食品とは?「脳の毒を出す食事」(白澤卓二)

■脳に毒を入れない食事法
最初に脳に毒を入れないために、著者が非常に強調している食事法は「糖質制限を行った食事」である。糖質制限が有効な理由は、体内に取り込む糖質の量を減らすと、タンパク質と糖質が結合し加熱されることで毒性が高まる老化タンパク質(AGE)を作りにくくなるため。また、アルツハイマー病の危険因子になりえる糖質異常を防げるため。

1日にどれぐらい糖質を採っても良いのか。答えは私達の体が1日で処理できる糖質は15G。このため、著者は白米を玄米に変えて、1日50G程度食べるようにする。玄米50Gには、およそ18Gの糖質が含まれている。

次は油である。脂質は少量でもエネルギーを摂取することができるため、色が細い人には絶好のカロリー源になる。体中の細胞の細胞膜や各種のホルモンや核膜の材料になる。他にも、ビタミンA・D・E・Kといった脂溶性ビタミンの吸収を促進する働きもある。

オメガ3やオレイン酸が豊富な「エクストラバージン・オリーブオイル」、中鎖脂肪酸が主成分の「ココナッツオイル」や「MCTオイル」などが良い油に分類される。オメガ3に分類されるものにはアマニ油やエゴマ油に含まれるアルファニノレン酸と魚類に含まれるEPADHAがあり、どちらにも炎症を抑制する働きがある。アマニ油、エゴマ油、ココナッツオイル、MCTオイルの内どれかを、加熱しないで1日にスプーン1杯摂る。

オリーブオイルは、酸化しにくく、脳の炎症を抑えるオレオカンタールという成分が含まれており、抗酸化成分が豊富な点が秀逸である。オリーブオイルには、エクストラバージン・オリーブオイルやピュア・オリーブオイルなどの種類がある。加熱処理や科学的処理をしないで出荷される「エクストラバージン・オリーブオイル」を選択するべき。

中鎖脂肪酸について、ココナッツオイルの主成分である中鎖脂肪酸は、中性脂肪になりにくいという特徴があり、肥満防止にも役立つ。

逆に注意する油は、トランス脂肪酸とオメガ6である。トランス脂肪酸は、心臓疾患との関連が言われており、海外では基準値が規制されているところもある。菓子パンやクッキーやスナック菓子に使われているマーガリン・ショートニングに注意する。さらに、大豆に多く含まれているオメガ6を摂り過ぎると、動脈硬化や高血圧や脂肪肝や自己免疫性疾患やアレルギー疾患を起こしやすくなる。これらは、安価なため加工食品や外食産業で使われることが多く摂り過ぎてしまいやすいことが問題である。

■脳の毒を取り除く食事法
解毒作用のある食事の野菜として、ブロッコリー、キャベツ、ケール、カブ、ラディッシュルッコラチンゲンサイ。その他として、アボカド、ビーツ、ニンニク、ショウガ、グレープフルーツ、レモン、海藻、タマネギ、ブラジルナッツ、パプリカ、エクストラバージン・オリーブオイル、カリフラワー。

腸について、脳の毒を出すためには、腸内環境を整えることも重要である。腸を整えて、便として排出する。腸を整える作用のある食品として、ゴボウ、キクイモ、キノコ、モロヘイヤ、納豆、玄米、コンニャク、ホウレンソウ、枝豆、ゴマ、春菊、キウイ。

「脳の毒を出す食事」(白澤卓二)

バイトダンスの北京本社の会社員聞く、なぜティックトックは面白い動画が多いのか?「TikTok、最強のSNSは中国から生まれる」(黄未来)

■ティックトックの概要と強みとは
ティックトックは2016年9月にリリースされて、その2年後の2018年には、世界で最も多くダウンロードされたアプリになった。現在150以上の国で展開されていて、ユーザ数は5億人となっている。ティックトックは単なるブームを超えて、世界的なSNSとして定着した。

ティックトックが人気になった理由の5つ。
A.「テキストや画像から動画へ」という長期トレンドに沿っている
最初に現在のSNSの利用動向を見る。ICT総研が2018年に行ったSNS利用率の調査を見ると、現時点ではラインやツイッターなど、テキストをベースとしたSNSが多く使われていると言える。だが、満足度で見ると、順位に変動が起こっていて、ユーチューブやインスタグラムやティックトックが上位に上がっている。テキストより画像、画像より動画のコンテンツが好まれる傾向になっている。人間は他人とのコミュニケーションを求めてSNSをしているため、そこで得られる情報はリアルに近いほど、満足度が高くなると言える。

B.検索からレコメンドへという長期トレンドに沿っている
ティックトックの大きな特徴はレコメンド機能の強さである。バイトダンス社が誇る強力な機械学習の技術が、視聴者ごとに最適化された動画をオススメしてくれる。そして、ユーザがティックトックを使えば使うほどに、その精度は高くなる。さらにティックトックは画面をスワイプすると、すぐに次の動画になり、動画終了後には自動でリピートという設計になっていて、ユーザに次々と動画を見せる連続性も優れている。

これと比べると、ユーチューブは動画途中で全く関係のないCMが挿入されれていたりして、連続視聴を妨げる要素がある。ティックトックの場合はCM動画すらも完全にコンテンツに溶け込んでいるため、視聴体験を中断される感覚がほぼない。これによって、ユーザが圧倒的に夢中になってしまう中毒性が生まれている。

最近までインターネットで情報に接する際に、ユーザが取る行動はまず検索であった。現在起きていることは、その検索がレコメンドに変わろうとしているという大きな潮流の変化である。

C.プラットフォームとして確固たる強みがある
SNSが一過性のブームで終わってしまうのかどうかを判断するためには「そのプラットフォームの強さの核がどこにあるのか」が重要になる。ティックトックの場合、レコメンド機能の背景にある機械学習の技術が世界一のレベルにあるということが、大きな差別化になっている。ティックトックは優良なコンテンツを評価して、適切なユーザに届けるという理念の基に設計されている。このため、始めたばかりのフォロワーの少ないユーザのコンテンツであっても、平等に一定量のアクセスが流れるようになっている。そこから、コンテンツのいいね数やシェア数や視聴完了率などの評価を分析して反応が良ければ、さらに大きなアクセスを流すといった仕組みになっている。

このレコメンドの精密さに関しては、GAFAやテンセントやアリババなどの世界トップ企業と比べても、さらに一段高い技術力を誇っている。これは、バイトダンスという会社が、創業当初から機械学習という一点に集中して技術を磨いてからこそ生まれた強みである。

そして、そこには中国固有の事情もある。世界的な流れとしては、ヨーロッパのGDPRを始めとして、個人情報の保護意識が高まっている。だが中国の場合は「便利になるのであれば、個人情報をプラットフォームに積極的に提供する」という考え方の人が多数派である。中国では全ての国民にID番号が付与されていて、身分証を持つことが義務になっている。この身分証は、公的な施設の利用や飛行機に乗る時の本人確認に使われて、日常的に利用履歴が吸い上げれられてるため、個人情報は自分のものという意識が希薄である。これは、大量のユーザデータを必要とする機械学習をベースにしている、ティックトックとっては大きな優位性となる。

D.母体となる運営会社の実力が凄すぎる
ティックトックの運営母体であるバイトダンスは、2018年に時価総額8兆円を突破し、当時トップにいたウーバーを超え、世界一のユニコーンになった。また、従業員数はAIエンジニアを含めて3万人以上で、平均年齢が20代と若いことが特徴である。バイトダンスは2012年頃から、データサイエンティストの精鋭を集めながら、ビックデータや機械学習の領域に経営資源を集中していた。アリババやテンセントがこの分野を重視し始めた時期が、2014年頃からであることを考えると、バイトダンスがいち早く行動し、先行者優位を築いていたことが分かる。

E.SNSよしての設計・運営戦略が優れている
ティックトックを使い始めると、その圧倒的な見やすさが印象に残る。この最大の理由は、動画の長さにある。ユーチューブで最適とされる長さは5〜8分であることに対して、ティックトックは僅か15〜60秒である。ティックトックでは、ある程度ファンを獲得したユーザのみ、1分以上の動画投稿を許可する仕組みになっている。このため、ティックトックの中にある動画は、気軽に見られる15秒の動画と、クオリティの高い1分以上の動画だけがある状態になる。コンテンツが短い動画に決められているということは、投稿者にとってはアップロードするハードルが低いということも意味する。

またティックトックでは、初期に流行した口パクに代表されるように、既存のコンテンツを真似することが歓迎されるという、ショートムービならではの文化があることも重要なポイントである。既にある動画をアレンジして真似するだけなら、投稿するネタに困ることもない。スマホだけで映像編集もでき、いつでもすぐに投稿できるという手軽さが、中高生の人気を得た大きな理由であった。

TikTok、最強のSNSは中国から生まれる」(黄未来)

ビジネス本は役に立たないと嘆く起業家に聞く、金儲けのノウハウとは?「金儲けのレシピ」(事業化BOT)

■本書の結論は4つ
A.普通の商売は儲からない
商売において安ければ売れるという考えは正解か。答えは正解であり不正解でもある。この理由は「完全競争市場」において低価格販売を行うと、最終的な利益は自分の働いた分しか残らないため。完全競争市場とは、経済学の原則であり、売り手と買い手が無数に存在して、地上の全情報を全参加者が持っている、という仮定を置いた経済学における概念的なモデルを指す。結論は、安売りすると最終的には、ほとんど利益がでない。

著者は例として、かつて日本を代表していたダイエーを挙げている。巨大流通機構を築き上げたにも関わらず、まもなく事実上の倒産となった。ダイエーが倒産した原因は、安売りであった。ダイエーは、価格統制権をを消費者に渡すことをビジョンに掲げ、自社の持つ流通力で価格をコントロールして、良い商品を多く安くした。そのビジョンが達成されてしまうと、ダイエーに利益が残らないで、倒産となってしまった。

一般的に商品は売れれば儲かると思いがちだが、完全競争市場では普通に商売をしていると、最終的に自分の取り分しか残らなくなる。著者の考える戦略とは「特殊な理由で、完全競争市場にならない市場を発見または作り出せ」と主張している。

B.お客様に働いてもらうを考える
先程のAでは、特殊な構造を作ることが金儲けの原理原則だった。では、特殊な構造とは、一体どんな構造なのか。お客様に作業をさせるという特殊な構造である。例えば、焼肉屋である。焼肉屋お客様に調理させることで、このコストをお客様側に転嫁させることができる。一般的に飲食業はお店側が作った料理を、お客様が食べるというものである。さらに、焼肉屋は、家で作りにくい、仕入の優位性がある、酒の売上があるといったメリットもあるり、商売のモデルとして優秀と言える。

お客様に作って貰うというモデルは、飲食に限らない。イケアはDIYを謳い文句にお客様に作ってもらうビジネスである。普通の家具屋は材料を仕入れ組み立てて販売するというモデルである。だが、イケアでは材料を仕入れ販売するだけである。お店側としては、組み立ての労働コストをカットできるため、材料コストだけになる。また、お客様が自分で作ることが好きという人もいるため、実は安定した商売である。

C.権威になる
風邪を引いた場合、市販薬に頼るケースが多いが、医者にかかると早く治るように感じる。これを心理学的に言うと、権威効果と呼ぶ。著者が紹介する先程のAの特殊な構造として、勝手に権威になることである。
勝手に権威になるとは、資格を作ったり、格付けをしたり、講師になったりすることである。
(a)資格の場合は、資格を取るのではなく、資格を作る側に回る。例えば、〇〇検定と称して、資格取得を促して、教材費や資格取得料などで儲ける。

(b)格付けとは、自分が勝手に格付けすることで、あたかもお墨付きがあるように思わせることである。例えば、口コミサイト。口コミサイトは店舗を勝手に掲載して、ユーザに評価させるもので、この影響力は大きい。

(c)講師になるとは、資格なり格付けなりで自分が優位になったと、自分が教える側になることである。講師業やスクール業を通じて、このスキルを習得すれば稼ぐことができると謳うことで、儲けることができる。

このように勝手に権威になることで、自分にお金が流れてくるシムテムを構築することができる。

D.根源のニーズを満たす
著者の提唱する究極のレシピが、金儲けレシピを売ることである。そもそも、どんな方法にしても人間の最も根源的な欲求は、より多く・効率的に・楽して・儲けたいというものである。従って、このニーズを満たすもの、そして自分だけのオリジナルレシピを作ることができれば、究極に儲けることができる。著者の例としては、セブンイレブンフランチャイズシステムを挙げている。セブンイレブンは、自分の看板を貸してあげるため儲かると謡い、その代わりにロイヤリティを徴収する、といったルールで大成を果たした。

■なぜビジネス書を読んでも成功できないのか
最初にビジネス書を読んでも成功できない要因として挙げられることは、コストを見直すや社員のモチベーションを上げるなどの精神論、また特定の事例でしか通用しない体験談では、万人に通用しないため。また、成功者のノウハウはその事業内容に詳しいだけであって、再現性はない。このため、既存のビジネス書を読んでも汎用性がないので、誰が読んでも成功する可能性は低い。

「金儲けのレシピ」(事業化BOT

元国税調査官に聞く、お金持ちが税金を払っていないってホントですか?「知ってはいけない、金持ち悪の法則」(大村大次郎)

■富裕層の必須条件とは、税金を支払わないこと
近年、富裕層への税金は大幅に下げられている。例えば、所得税法人税相続税は激減している。この一方で、消費税や社会保険料といった庶民の税金は段階的に引き上げられている。また、貧乏人は税金に無頓着の場合が多い。例えば、フリーターが働くと給料から税金が源泉徴収されているが、年間収入が少ない時は、その源泉徴収された税金は申告によって戻ってくる。だが、彼らは確定申告をすると大抵、税金は戻ってくるのにも関わらず、確定申告をするフリーターは非常に少ない。

税金を払うことは国民の義務であるが、合法的な範囲で節税することは国民の権利である。お金持ちは忙しいが、税金の勉強をする。この理由は、税金はコスパが良いことを知っているため。税金を払わないことは、お金を稼ぐことと同じであるため。お金持ち達は、政治に圧力をかけて税金を安くすることもする。むしろ、このような努力をしてきたためこの結果、現在の日本の税制はお金持ち天国という状況になっている。

また、大企業であってもアンフェアな節税方法を採っている。例えば、企業が税理士を雇う時に、元税務署OBを税理士顧問にする。この理由は、税務調査が入った時に税務署との交渉役として、上手に働いてくれるため。税金を取り立ててくれた調査官も、相手の税理士が自分の上司や先輩だった人ならば、無茶な取り立てはできない。このため、特定のOB税理士の顧問先には税務調査に行かないという暗黙の了解もある。

世界に比べて日本の税金は高いのだから、多少節税してもお金持ちは多くの税金の納めているのではないか。確かに、日本の富裕層の税金の名目上の税率は、他の欧米諸国と比べて高い。だが、税金には様々な抜け道があり、実質的な負担率は驚くほど低い。計算すると日本の富裕層は、先進国で税金を最も払っていないと言える。例えば、先進主要国の国民所得に対する個人所得税負担率のデータを見る。この実質負担率は、アメリカ12.2%、イギリス13.5%、ドイツ12.6%、フランス10.2%、日本7.2%となっている。このデータによると、先進国の富裕層と比べて、日本の富裕層は税負担率が最も低い。この理由は、日本の税制では、富裕層の場合、様々な抜け道があるため。

富裕層は節税法と既得権益を持っているため、税金を徴収することは難しい。だが、税金を徴収しないと日本は活動できないため、サラリーパーソンから徴収する金額を増やすことである。税金の基本は、取りやすいところから徴収する。自動的に給料から天引できるサラリーパーソンは非常に都合の良い存在である。このため、日本経済が次第に悪化していき、国の借金が増える度に、サラリーパーソンの税金は段階的に上がっていくことが、予想される。私達は消費税が2%上がったら声を上げるのにも関わらず、社会保険料が上がっても声を上げない。この社会保険料も実質的な税金であり、消費税と比べると速いペースで上がり続けている。

「知ってはいけない、金持ち悪の法則」(大村大次郎

家計簿の専門講師に聞く、少額投資を始める前にすることとは?「はじめての人のための3000円投資生活」(横山光昭)

■本書のポイントは3つ。
A.3000円投資生活の基本は、バランス型の投資信託
3000円投資生活とは、証券口座を開いて月々3000円で投資を始め、バランス型の投資信託を買う、という極めてシンプルな投資法のこと。投資信託とは、投資家から集めたお金を、投資のプロであるファンドマネージャーが運用して、その成果に応じて収益を投資家に分配するというものである。バランス型の投資信託とは、日本の株式や債券、外国の株式や債券が、バランス
良くパッケージされた金融商品のことである。バランス型の投資信託は、ゆっくりとしたペースでしかお金が増えないというデメリットがある。だがこの反面、安全性が高く銀行預金より良い利回りでお金を増やせるメリットがある。

3000投資生活は、貯金をしながら同時に投資するということが基本である。
この流れとして。
(a)家計を管理して、支出を抑えて、お金の余裕を作る
(b)貯金をして、お金について学んだ上で、投資を行う

B.投資のカギを握るのは、お金の見える化
著者が紹介する支出の考え方として。
(a)消:消費のことで、生活に必要なものに使うお金のこと
(b)浪:生活に必要がなく、無意味で生産性がないものに使うお金のこと
(c)投:生活に不可欠ではないものの、将来の自分にとって有効な生産性の高いものに使うお金のこと
お金を使う時に、その支出が消浪投のどれにあてはまるのかを考えて、家計簿に記録して、支出の見える化を図ります。この時、収入を100とした場合、消費を70、浪費を5、投資を25に収める。さらに投資については、貯金15、金融商品への投資や自分への投資を10と定める。

C.価格変動に振り回されないことが3000円投資生活を成功させる
著者の考える投資のルールとして、一時的な価格変動に振り回されないようにするがある。

D.「オススメ」に手を出してはいけない
オススメ商品や外貨預金を買わないこと。この理由は、オススメ商品は証券会社や銀行が儲かるような手数料が高い商品である可能性が高いため。この商品がハイリスク・ハイリターンな商品であっても、手数料が高ければオススメ商品として紹介される。

外貨預金とは、米ドル・ユーロなど様々な国の通貨で運用するもので、銀行で取り扱っている。外貨預金は円建ての預金よりも、遥かにリスクが高い。この理由は、為替相場の変動で逆に損することもあり、プロでも先読みできない。さらに、手数料が高いというデメリットがある。

「はじめての人のための3000円投資生活」(横山光昭)

ババ抜き対決で有名なメンタリストに聞く、書かない文章術とは?「人を操る禁断の文章術」(メンタリストDaiGo)

■結論
結論は、「アレコレ書かない」「キレイに書かない」「自分で書かない」3原則を守り、「話しかけるように書く」「上げて、下げて、また上げる」の2つのテクニックを駆使する。

人の心を操るメンタリズム文章術において、必ず守るべき3原則とは。
A.アレコレ書かない
簡潔に重要なことだけを書く。することは、相手にどう行動させたいのかを明確にイメージすることである。その相手が行動ための判断基準になる重要なポイントだけを抜粋して、文章に盛り込む。このため、細かい情報は伏線として強烈に効いてくる部分以外は、文章に盛り込んではいけない。

B.キレイに書かない
国語の教科書に登場するような、文法も句読点も全て正しく書かれた文章は、ただ正しい文章というだけで、相手の心を動かす文章ではない。相手の心を動かしたいのであれば、感情を爆発させて文章を書く。

C.自分で書かない
自分の考えだけで書かない。動かしたい相手の情報収集をする。そして、相手がどのような欲望を持っているのかを理解することが、文章を書く上で非常に重要である。相手の頭の中を想像しながら書く。

この3原則を踏まえて、2つのテクニックを駆使する。
A.話しかけるように書く
実際に相手と会話するとしたら、どのようなやり取りになるかをリアルにイメージしながら、会話文を書き起こす。

B.上げて、下げて、また上げる(上級テクニック)
文章構成を、ポジディブ→ネガティブ→ポジディブの順番にする。相手の心を動かすということは、相手の感情を揺さぶると同じこと。最後のポジティブは、真ん中のネガティブな情報を超える必要があるため、テクニックとしては難しい。

「人を操る禁断の文章術」(メンタリストDaiGo)

食事法でガンを治した内科医に聞く、1日3食で起きる悪いこととは?「空腹こそ最強のクスリ」(青木厚)

■1日3食は間違い
元々、1日3食は明治以降の習慣である。江戸時代は1日2食だった。3食だと、食事の間隔が5〜6時間になる。消化されるまでが食事であるため、腸や肝臓への負担がある。食事の消化に少なくとも5〜6時間必要である。つまり、3食だと腸や肝臓は休む暇がない。加齢と共に、腸や肝臓へのダメージが増加する。

■空腹時間が重要
カロリー計算よりも、空腹時間が重要である。空腹時間は16時間必要である。空腹時間が16時間を過ぎると、オートファジーという細胞内のタンパク質を分解して再利用するスイッチが入る。体が活性化して若返り、老廃物がエネルギーとして消費される。

16時間に睡眠時間を組み込む。寝る前の4時間と睡眠時間8時間と起きた後の4時間で、16時間を達成する。6時に起床して、10時に朝食を食べて、18時に夕食にして、22時に就寝する。

■困ったら素焼きのナッツを食べる
この理由は、良質な脂肪分、食物繊維、各種ビタミンが取れるスーパーフードである。さらに、不飽和脂肪酸がオートファジーを活性化させる。

■糖分がもたらす毒
現代人は糖分を摂り過ぎている。糖分は、ドーパミンとベータエンドリフィンの分泌を加速させる。ドーパミン報酬系で快楽物質である。ベータエンドルフィンは脳内麻薬と言われている。糖分を摂ると、脳内で快楽になることが組み込まれている。糖分は依存性と中毒性がある。糖分を摂り過ぎると、血糖値が急上昇して、眠くなる。白米や小麦粉や砂糖ではなく、玄米や黒砂糖を摂る。

糖分がもたらす病気として、脂肪肝と糖尿病がある。余計な糖分は肝臓にて中性脂肪になる。肝細胞に30%脂肪が貯まると、脂肪肝になる。日本人の4人に1人が脂肪肝になっている。脂肪肝は、肝硬変や肝臓ガンに繋がっていく。一方の糖尿病は、日本人の6人に1人である。糖尿病の恐ろしさは、合併症のリクスが非常に高いこと。糖尿病きっかけで、心筋梗塞認知症を引き起こす。だが、糖質制限をすると、筋肉量が減るため、これを推奨していない。

「空腹こそ最強のクスリ」(青木厚)